みたくるみ先生 インタビュー(その2)
新進気鋭のおっぱいマンガ家の「みたくるみ先生インタビュー」の第2弾です。
第1弾を読んでいない方がいましたら是非、1回目から通して読んでいただけると、より理解できるので、是非読んでね!
■みたくるみ先生 インタビュー(その1)
前回は主にマンガ家になるきっかけや、動機などをお聞きしましたが、今回は作品を作る上で、影響を受けた作家さん、印象に残っている作品などを「エロ」を中心にひもといていこうと思います(笑)
創作に原点はここにあった! ここがフェチへの入り口だったなど、ファンはもとより、エロ好きとしてはとても興味になるお話だと思います。さて、どんな話が出る事やら?
ゲストプロフィール
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みたくるみ 2005年、キルタイムコミュニケーション発刊の【2次元ドリームマガジン】「Dispell Wering!」でデビュー。その後も、辰巳出版の「ペンギンクラブ山賊版」などで精力的に執筆活動を続け、2008年、初単行本「誘惑したいカラダ」(富士見コミックス)、同年「ディスバニッシュ」 (ヴァルキリーコミックス) を発売。 豊満なおっぱいをもったキャラクターで読者を悩殺中! 【HP】くるみ並木(http://www.mitakurumi.net/) |
■フェチへの目覚め。影響を受けた作家、作品とは?
| 稀見: | 実際マンガを描かれたのが遅いので、小さいときからマンガ家になろうと思って目指していた作家さんとかはいないとは思うんですが、単に好きだった作家さん、今思えば影響を受けているマンガ家さんなどがいたら教えていただきたいんですが… |
| みた: | そ〜ですね、いろいろ考えたんですけど、一般作家さんとエロ作家さんと2つに大きく分けられるとは思うんですが、絵で言えば最初は「安彦良和」さんですね。 それも、マンガとかではなくて、キャラクターデザインをしていた頃の安彦氏で、コンバトラーVとかの時ですね。 |
| 稀見: | まだ、サンライズとかでキャラクターデザインを主にやっていらっしゃった頃ですね。 |
| みた: | そうですね、でも、そもそもその頃はまだ、キャラクターデザインという仕事があったということすら知らない頃ですからね。 で、コンバトラーVとかさらば宇宙戦艦ヤマトとか、機動戦士ガンダムとかが好きだなーと思ってよくよくあとから調べてみたら、安彦さんがキャラクターやコンテなどを描いていて、そういうのを思い出すと、最初に影響されたのが安彦氏だったのかなと… 特に好きだったのが、コンバトラーVの南原ちずるでしたね。今で言えば「南原ちずる萌え」ですね(笑) |
| 稀見: | 確かに安彦良和の女性キャラって、今でも十分通用する「萌え」を持っていますよね(^_^; |
| みた: | マンガで言えば「原秀則」さんですね。『さよなら三角』が好きでした。 最初は、半分はサービスシーン見たさに読んでいたんですが、あとの作品の『冬物語』『部屋においでよ』を読んで、話がいいな〜と思って。特に人間関係の作り方が面白いな〜って、今でも好きですね。 |
| 稀見: | 原秀則氏の場合は「絵」の影響ではなく、「ストーリー」の影響が大きいということですね? |
| みた: | コマ割とか読んでいて気持ちいい部分で影響は受けていると思います。 あと、同時期に「高橋留美子」がいたんですが、アニメ(うる星やつら)から入って逆にマンガの方に戻ったという感じでしたね。(^_^; そのへんが小学生〜高校生あたりだったんですが、大学に入って読んだのが「高河ゆん」さんですね。『源氏』『アーシアン』とかを読んで、急に今までの絵柄が変わりましたね(^_^; ここへ来て「高河ゆん」さんの方がいいとなって(笑)絵のバランスを大きく崩してもこっち方面の絵にしようと、絵ががらっと変わりましたね。線が細くなって、等身が伸びて、目が大きくなりましたね。 また「高河ゆん」さんに関しては、ストーリーというよりは、人間が2人出てきてなじりあったり、友情を確かめ合ったりする、かけ合いの「トーク」が面白くて、そういう部分にもかなり影響を受けましたね。 |
| 稀見: | 「高河ゆん」さんから影響を受けた作家さんや、同人作家さんは多かったですからね〜(笑) |
| みた: | あとは「士郎正宗」さんですね。この方は、絵を描く上で、筋肉の描き方などをちゃんと絵で見てわかるように描かれているので、そういう部分をかなり参考にしましたね。 「高河ゆん」さんは綺麗ではあるんですが、リアルではなかったんですよ(^_^; この頃は、もう自分も絵を描くようになっていたので、そういう部分を参考にしようと思って読んでいましたね。 |
| 稀見: | あ〜私もいろんな意味で影響を受けました(笑) でも、どんどんキャラがマッチョになっていくんですよね、女性キャラでも。でも、士郎正宗さんの面白いというか、凄いところは、どんどんキャラがマッチョ系になっていくんだけど、女の子キャラには「萌え」要素をちゃんと残すんですよね(^_^; |
| みた: | そうですよね、特に鼻とかがマンガ系なんですよね。(^_^; |
■エロへの目覚め!
| みた: | 一般系で影響を受けた作家さんはこんな所ですかね? たぶん、もっと探せばあるとは思うんですが… で、エロの方はと言いますと、最初は「山上たつひこ」さんの『がきデカ』なんですよ。 この本は親戚のおにーちゃん家でたまたま見ちゃったんですが、こういうもの(エロ)があるんだというのを初めて知ったのが、この作品だったと思うんです。女性の裸体というのをマンガで見た初めてというか(^_^; |
| 稀見: | あの頃は、エロ刺激的でしたが「下品」も多かったですね(笑) |
| みた: | その後は少し飛ぶんですが「遠山光」さんの『ハートキャッチいずみちゃん』『おてやわらかにぴんく!!』とかですかね。 キャラが今の萌えキャラに近くなって、しかも乳がバシバシ出てくるという(笑) もしかしたら、あのあたりで巨乳に目覚めたのかもしれません(^_^; で、次は、ちょっと時期が前後しているかも知れないですが、「みやすのんき」さんの『やるっきゃ騎士』ですね〜 もう、ここまでやっていいんかい!?と思いましたよ(笑) |
| 稀見: | この作品は衝撃的でしたよね〜 |
| みた: | 当時は胸はよく出していましたが、下まで出したのは凄いというか… もちろん、直接しっかり局部を描いていたわけではないですが、明らかに下半身を出しているぞ!という絵を描いたのは衝撃的でしたね。あと、偶然胸を触ってしまう、というシーンは他のマンガにもあったんですが、この作品は「ぎゅぅ!」と明らかにつかんでいましたしね(^_^; |
| 稀見: | この世代の男の子達はみんなお世話になっていたマンガでしたよね(笑) |
| みた: | あとこれはマイナーなんですが、「ロリポップ」とか「ドルフィン」とかの雑誌に描いていた「綾野麗」さんという作家さんがいたんです。 この人は「ロリ巨乳」の作家さんで、この作家さんの作品を読んで「ロリ巨乳」というジャンルがあるという事を知りましたね(^_^; あとは「うたたねひろゆき」さんとかかな? |
| 稀見: | ああ〜わかります。なんとなく絵柄というか、雰囲気が似ているような感じがします。なんというか「高河ゆん」さんと「うたたねひろゆき」さんの線の感じが、みた先生の絵に出ている感じはしますね。 |
| みた: | 「高河ゆん」さんはよく言われますね。男が「高河ゆん」風に描くとこうなるみたいな。もうだいぶ薄れてますし、上手さは比べるべくもないですけど(^_^; あと、ごく最近になると「鳴子ハナハル」さんですね。とにかくうまい、影響とかそういうことではなく、本当に目の保養として見ていますね、いや〜うまいの一言に尽きます。 あと、おっぱいといえば「うるし原智志」さんですね。(^_^; とにかく、おっぱい描写に凝りだしたのはこの人からじゃないかと… 当時は、丸いものに豆がのっかったようなおっぱい表現が多かったんですが、乳輪だけを盛り上がらせたり、乳首の周辺にしわを描いたり、乳首の真ん中を凹ませたり(笑)そういうのを克明に描写し始めたのが彼だったんじゃないかと(^_^; |
| 稀見: | 彼の登場で「おっぱい」の表現のバリエーションの幅がかなり開拓されましたよね(笑) |
| みた: | あと、彼が作画監督しているアニメは、間違いなくおっぱいがよく揺れましたね! 18禁だと、くりぃむれもんシリーズの「ホワイトシャドウ」だったかな? 最初に彼の作品を見たのは… でも、ほんと話は覚えてないんだけど、作画が凄いのは覚えてるんですよね(笑) |
| 稀見: | そうそう(笑)「プラスチックリトル」とか見たんですが、よく考えたら全然話し覚えてないです。覚えているのは、お風呂シーンだけですよ(笑)服を脱ぐときに、胸が揺れるんですよね〜 ほんと、そこしか覚えてない(^_^; |
| みた: | そうなんですよね〜 で、アニメ見ていて、このおっぱいの動きは!? と思ってクレジットを見ると、やっぱり彼がいて(笑) あ、そうだ思い出しましたが、「うるし原智志」さんは自分から見つけたというよりは、友人に強く勧められて見てはまっていったというか、そういう方向に染めよう染めようとして見させられたような(^_^; |
| 稀見: | ということは、みた先生のおっぱい好きは「天然」ではなく「養殖」だったという可能性も(笑) |
| みた: | 実はそうかもしれません(^_^; エロの詰込み教育をされていたのかも… でも、そのおかげで、おっきなおっぱい描けると幸せですね。でも柔乳は垂れすぎないように描くのに苦労しますが(^_^; |
| 稀見: | みたくるみ=おっぱい、というフェチの形はそのへんに原因があったんですね。 |
| みた: | あ、あともう1つ思い出しました。いきなり、また昔になるんですが、たぶん小学生の頃たまたま本屋で読んだ本で「愛しのベティ」という劇画調のエロいマンガがあったんですよ。 そこで初めて「お口でご奉仕!」というシーンを見ちゃったんです。といっても、本物じゃなくて相手はロボットで、股間からチューブ状のものが出ていて、それを女の人が咥えるんですが、それが衝撃的でしたね。 |
| 稀見: | 小学生でそれは衝撃的ですね。ロボットとは言え、実際の人間でもそういうプレイがあるんだな!って理解でちゃいますよね〜(^_^; |
| みた: | それが原因かどうかはわからないんですが、「フェラ」シーンに関しては友人からも力が入っているとは言われるんですが、そのぶん「本番もちゃんと描け!」って言われちゃいますね。確かに、自分も「フェラ」だけ描いて満足しちゃう事があるので、ちゃんとバランスよく描くようにはしていますね(笑) あと「パイズリ」も好きでよく入れますね。でも、このフェチはどこで刷り込まれたのかがよくわからないんですけど、きっと何かの影響はあったとは思いますね。(^_^; |
| 稀見: | エロ作家としてやはり個性を出すには、何かしらの「フェチ」を前面に押していく部分は必要だとは思いますからね。そういう意味では、おっぱいとフェラは重要かもしれませんね。 |
| みた: | あと、個人的にはエロゲ等の、フェラで舐めたり吸ったりする時にでる「ちゅぱ音」が好きですね。音が激しいのもいいけど、生々しくて艶のある声もいいですね。吐息や鼻息が聞こえるともーたまらいです。ほんと、マンガに声を入れられればいいと思いますよ(笑) |
| 稀見: | 今は携帯コミックとか、デジタル化も進んでますから、そういう面ではもしかしたら可能になるかもしれませんね(^_^; |
■今後の予定…
| 稀見: | 今後のご予定を教えていただけますか? |
| みた: | 今は、辰巳出版さんの「ペンギンクラブ山賊版」で隔月ぐらいで描かせていただいてますね。 あと、その辰巳出版さんから次の単行本が夏頃の予定で出せるとは思います。あとお誘い頂いている出版社さんが、コアマガジンさんと双葉社さん、そしてキルタイムコミュニケーションさんとかですね。あと去年「虎の穴」さんから依頼された原稿がすでに入稿済みなんですが、それがまだ発表されていないので、そちらの方が先に出るかもしれないです。 |
| 稀見: | 同人誌の方は? |
| みた: | 夏コミは申し込みました。もちろん受かれば、参加する予定です。「ネタ」はその時好きなものになるでしょうね(^_^; |
■最後に…
| 稀見: | では最後に、ファンの方にメッセーなどがありましたらお願いします。 |
| みた: | 商業誌や同人誌をご覧になって下さっている皆様、いつもありがとうございます。 商業誌のアンケートでご意見を見たときなど、「自分の仕事が役に立ってるんだ〜」と 実感しつつ、それを糧に日々精進しています。 デビューから3年、とにかく出来得る限りを精一杯!な気持ちで描いてきましたが、まだまだ絵もお話も勉強の途中なので、もっともっと「抜ける!」作品を描けるよう励んでいきたいと思います。 今年は「抜けるアヘ顔」と「艶やかなエロい仕上げ」が密かな目標です。 試行錯誤の果てにみたくるみの絵がどんな具合に変わってくか、そういう見方でも楽しんで頂ければ幸いです。 |
| 稀見: | 今日は長い間ありがとうございました。 |
| みた: | こちらこそありがとうございました。 |
■みたくるみ 単行本宣伝
■インタビューを終えて…
今回「インタビューシリーズ」として、作家、書店、ファンと3つ立て続けに行ってきましたが、実は収録が一番早かったのが「みたくるみ先生」へのインタビューでした。
なにより私もこういう企画は初めてだったので、どうやっていいのか結構試行錯誤で、段取りも悪くいろいろな方にご迷惑をかけてしまいました。また、反省も多くそういう面を今後のインタビューで直して行ければとは思っています。
ただ、私のインタビュースタンスとしては「作品論」という視点で作家さんに話を聞くと言うよりは、作家さん自身がどういう考えを持っていて、どういう人なのか?という部分がとても気になるので、この作品のこういうシーンはこういう意味があったんですか? と言う質問よりは、やはり「性癖」や「作家さん自体の生い立ち」などを今後もインタビューできればとは思っています。
エロマンガ本レビューサイトと区別するならば「エロマンガ作家さんレビューサイト」として今後もインタビューできたらとは思っています。(^_^;
また、下の「WEB拍手」や評価の時にコメントをいただければ、責任を持って「みたくるみ先生」にお伝えします(と言うかそういうシステムになっている)ので、先生に関して感想、質問などがあれば遠慮なくコメントよろしくおねがいします。
■実はまだまだあるよ!!
今回のインタビューで割愛した「みたくるみ!創作の秘密」と題した、先生の作品を描くときの過程、秘密、方法などを同人誌「エロマンガノゲンバ Vol.1」で、特集致します。
先生は基本デジタル制作なので、マンガ自体をデジタル制作している人にとっては、とても参考になる記事になると思いますので、興味のある方は必見ですよ!!
■掲載誌のお知らせ
表紙をクリックしますと、内容が表示されますよ!
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